水稲ウルチ(ミルキークイーン・ミルキープリンセス・豊コシヒカリ・みつひかり・あきだわら)など水稲・陸稲種子に関することなら「のうけん」にご相談ください。

水稲ウルチ
水稲ウルチ
水稲・陸稲モチ
赤米・紫黒米・緑米・香り米
麦
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椎茸
健康食品
資材
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あきたこまち

来歴
コシヒカリ×奥羽292号 昭和52年、秋田農試交配 同59年、同農試育成
旧系統名:秋田31号

特性の概要
キヨニシキより早く出穂育成地では早生種の晩で、成熟期は比較的早く、初期の草丈は短いが稈長は「キヨニシキ」「ササニシキ」よりやや伸びる中長稈。いもち病にやや弱く、耐倒伏性はやや強い。玄米粒径は中円のやや小粒。色沢、光沢共に良い。胴割れの発生が少ないほか、腹白がなく見かけの品質は良質。食味は極上。

適地及び栽培状の注意
高冷地、中山間地を除く平坦部の肥沃地に向く品種で、白葉枯病常発地帯や冷害常習地には向かない。また多肥にならないように注意する。根の活力を維持するため、中干しや間断かん水などの水管理を的確に行う。積極的に水管理を始めるのは中干しから始めるが、幼穂形成期に入水し、間断かん水、減数分裂期の低温を警戒して深水、出穂2週間程度たん水にして以降登熟期には間断かん水の繰り返しで根の活力を維持しながら水分供給、次第に田んぼの上をしめていく。穂全体の90%が黄化した頃が成熟期であり刈り取りの適期である。登熟期間が短い。



オプションの値段詳細(1kg〜19kg)


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  消毒済種子↓↓
オプションの値段詳細(4kg・8kg・12kg・16kg)


フクヒカリ

来歴
コシヒカリ×奥羽245号(フクニシキ)昭和37年・福井県農試交配 同52年・同時育成
旧系統名:越南96号 登録番号:水稲農林243号

特性の概要
出穂並びに成熟期はホウネンワセと同程度の早生種。中稈、やや長穂で、草型は偏穂数型。葉色はホウネンワセよりやや淡く、葉幅広く止葉が立ち、やや枯れ上がるが熟色は良い。ふ先ともに黄白色。脱粒性難。いもち病は中。白葉枯病に弱く、紋枯病にやや弱い。耐倒伏性は中で耐冷性は中ないしやや強とみられる。収量性はホウネンワセ、コシヒカリより高く、多肥による増収効果も認められる。玄米の粒径はやや長めで大粒(長さ5.5mm×幅2.9mm)。千粒重も重く、玄米品質はホウネンワセ程度で年により腹白を生じ、食味はコシヒカリに匹敵する。

適地及び栽培状の注意
分けつ力があまり強くないので、基肥をやや多めにし、根付け肥を施すとともに疎植にならないようにし、穂数の早期確保に努める。穂発芽性は中程度なので、刈り遅れのないよう適期刈りを励行する。



オプションの値段詳細(1kg〜19kg)


多収、良食味

チヨニシキ

昭和60年愛知県農業試験場山間農業研究所でトヨニシキの食味、穂発芽性の改善を目的として、「初星」(母)と「トヨニシキ」(父)との人工交配により育成された品種。

特性
 出穂期は「トヨニシキ」より2日遅いが、成熟期は「トヨニシキ」並みの育成地では"極早生の早"に属する。やや短稈であることから耐倒伏性は「トヨニシキ」より優れ、穂長やや長く、穂数やや多い中間型。
「初星」の耐冷性を引き継ぎ、障害型耐冷性は"やや強"。いもち病は「トヨニシキ」の抵抗性を受け継ぎ、葉いもちは”やや強”、穂いもちは"強"。白葉枯病抵抗性は"中"。穂発芽性は"中"。
玄米の形状は中で、千粒重が「トヨニシキ」より1〜2g重い。大粒のわりに胴割れが少なく、光沢はよく、腹白・心白は少ない。食味は「トヨニシキ」より粘りが少ないが、総合評価としては「トヨニシキ」・「トドロキワセ」よりよく、「ミネアサヒ」・「初星」と同等の"上中"。

適地
 温暖地の山間から中山間部。

栽培上の注意
 育苗期から生育期間全般にかけて葉色はやや淡いため、追肥は葉色を見てら行い、穂肥の施用は窒素過多にならないよう注意する。「トヨニシキ」に比べ僅かに葉いもち抵抗性が劣るので適期防除を行う。成熟期が過ぎても稈がしっかりしており、熟色も良いので、刈り遅れに注意する。


     
  
  オプションの値段詳細(1kg〜19kg)   
  
  


ハナエチゼン

来歴
 越南122号×フクヒカリ 福井県農試育成

特性の概要
 福井県では穂発芽や胴割れが発生し、品質が不安定なフクヒカリに、徳島県では倒伏しやすい越路早生や不適地に作付されたコシヒカリに置き替わり普及している。食味はフクヒカリ、コシヒカリに匹敵する。玄米の粒大はフクヒカリより小さく、越路早生より大きい。刈り遅れによる胴割れの発生や品質の低下が少ない。フクヒカリと同様に歩留りは良く、精米白度も高い。

適地及び栽培状の注意
 北陸、関東以西の早期栽培地帯に適する早生品種。




オプションの値段詳細(1kg〜19kg)


食味はコシヒカリ並以上の良食味

ひとめぼれ

特性
 出穂期は「ササニシキ」並だが、出穂後の登熟速度が早い為、成熟期は「ササニシキ」よりも4〜5日早い。稈長はやや短い中間。穂長は長く、穂数はやや少ない偏穂数型。粒着はやや疎で一穂籾数はやや少ない。耐倒伏性はやや強い。障害型耐冷性は"極強"。葉いもちには"やや弱"。葉いもちは"中"。穂発芽性は"難"。
食味は味、香、粘りとも優良で「コシヒカリ」並以上の良食味である。玄米千粒重は中粒である。

適地
 東北中南部の平坦地。関東以南の早期栽培や温暖地・暖地の高冷地帯。

栽培上の注意
 一穂粒数が少ないので健苗、育苗、栽植密度、施肥法に配慮し、有効茎、頴花数の確保に努める。出穂期は「ササニシキ」と同じであるが、成熟期が4〜5日早いので刈り遅れに注意する。種子の休眠性が強いので、浸種日数をやや長めにし、催芽を充分に行う。



オプションの値段詳細(1kg〜19kg)


ふっくら粒揃いの

はえぬき

特性
 出穂期は「ササニシキ」より2日遅い。一次枝梗依存型で登熟スピードも早く、出穂後、積算平均気温950〜1050℃で成熟する。稈長は70cm程度の短稈で強稈。葉色も濃い。穂数はu当り550本程度の中間型。成熟期の草姿は止葉が直立し、粒着密度はササニシキより疎で一穂粒数は少ない。障害型耐冷性は"極強"。いもち耐病性は"中"。穂発芽性は"中"。

適地
 東北中南部の平坦地。

栽培上の注意
 種籾の浸種日数は長めにし、催芽を充分に行う。短稈で倒伏しないことから多肥栽培になりがちである。とくに地力の高いところでは適正籾数にする為の元肥量とし、穂肥の出来る生育量、葉色にすることが肝要である。

食味・炊飯特性

  1. 穀物検定協会による評価(山形県産米)が、育成中およびデビュー後の平成
    6年より毎年連続して「特A」に位置づけられている。
  2. ご飯は粒が揃い、一粒一粒ふっくらとしている。
  3. 透明度が高く、強い艶があり、弾力性に富むことから噛むと心地よい歯ごたえがあり強い粘りが醸し出すコクのある深い味わいが特徴である。
  4. 甘味、歯ごたえはコシヒカリ以上である。
  5. 理想の炊き増え2.35倍で、甘味があってボリュームのある炊き上がりとなる。


オプションの値段詳細(1kg〜19kg)

てんたかく

品種育成の背景
 ここ数年は猛暑や低温日照不足などの気象変動が極めて大きく、育成地の富山県においても「コシヒカリ」や「ハナエチゼン」などの品質の大きな低下が問題となってきております。そこで、高温登熟性に優れ、低温、日照不足など気象変動に強く高品質かつ良食味の要望により水稲品種「てんたかく」が育成されました。

特性の概要
 「てんたかく」の出穂期及び成熟期は「ハナエチゼン」より2日程遅く、「ひとめぼれ」より4日程度早い早生種で、「コシヒカリ」よりも成熟期が13日程度早いので、収穫時期の分散も行うことが可能。稈長は「ハナエチゼン」と同等で、稈質がしなやかなため耐倒伏性は“強”となる。茎数は「ハナエチゼン」と比べu当り30〜40本程度と取れやすく、穂数がやや多い。玄米の千粒重は「ハナエチゼン」より0.6g程度小さいが、収量性は「ハナエチゼン」並である。玄米及び精米の白度は共に「ハナエチゼン」並に優れている。また、タンパク質含量は「ハナエチゼン」より低く、食味は「ハナエチゼン」より優れる。いもち病真性抵抗性は「ハナエチゼン」と同じと推定され、葉いもち圃場抵抗性は「ハナエチゼン」並、穂いもち圃場抵抗性は「ハナエチゼン」よりやや優れる。紋枯病には「ハナエチゼン」並の“やや弱”であり、多肥栽培では穂数型の早生品種であるため、「コシヒカリ」と比べ穂数が多くなり、紋枯病がやや多くなる。穂発芽性は「コシヒカリ」と同程度である。

気象変動の適応性について
 種籾の浸種日数は長めにし、催芽を充分に行う。短稈で倒伏しないことから多肥栽培になりがちである。とくに地力の高いところでは適正籾数にする為の元肥量とし、穂肥の出来る生育量、葉色にすることが肝要である。

高温登熟条件
 出穂から成熟期にかけて、穂上にビニールをかけ、昼の温度を高める処理を行った。4年間の何れにおいても「ハナエチゼン」や「ひとめぼれ」と比べ、白未熟米の増加が少なく、高品質であった。また、人工気象室内で夜の温度を高める処理も行ったが、3年間の何れにおいても、「ハナエチゼン」や「ひとめぼれ」に比べ、基白粒、背白粒の増加が少なかった。(※夜温が22℃では何れの品種も白未熟米の発生は少ないが、25℃より高温登熟性に関する品種間差が明確になることが確認された。)

低日射条件
 登熟期間に寒冷紗による遮光処理試験(無処理区より64.8%)では、2年間の何れにおいても「ハナエチゼン」や「ひとめぼれ」と比べ、乳白粒、青未熟粒の発生が少なく、品質が優れていた。
以上のことから、「てんたかく」は「ハナエチゼン」「ひとめぼれ」と比べ、高温年に多発する基白粒、背白粒や日照不足で多発する乳白粒や白未熟粒などの発生が明らかに少なく、気象変動下においても安定して高品質であることが確認された。

●品種登録番号 第 13864 号



オプションの値段詳細(1kg〜19kg)


食味の王者・作付け日本一

コシヒカリ

特性
 出穂期、成熟期は関東、北陸の中性種、西南暖地の早生極早生種。長稈中穂の中間型。まれに短芒を生じ、葉色はやや濃く、葉身は直立する。稈の太さは中程度でたわみやすく、耐倒伏性は"極弱"。収量性は高くないが、比較的安定している。脱粒性は"難"。いもち病抵抗性"弱"。白葉枯病にはやや強い。耐冷性が強く、穂発芽性は"難"。玄米の粒形、粒大は中程度で腹白が少なく、精白歩留が高い。玄米の品質は上の中。食味は炊飯米で粘りがあり極良である。

適地
 関東、北陸以西から九州までの平坦地帯。

栽培上の注意
 育苗中は苗が徒長しやすい為、的確な温度管理を行う。元肥が多いと倒伏しやすい為、穂肥中心の施肥体系をとる。また一回目の穂肥時期も他の品種に比べて遅めの出穂18日前に行う。発芽性が悪い為、浸種・芽出しを充分行う。



オプションの値段詳細(1kg〜19kg)


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  消毒済種子↓↓
オプションの値段詳細(4kg・8kg・12kg・16kg)


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  有機籾↓↓
オプションの値段詳細(1kg〜19kg)


コシヒカリに替わる新世紀の良食味多収米品種

ヒカリ新世紀

草姿
玄米外観

「ヒカリ新世紀」は、半矮性遺伝子を持つ「十石」とコシヒカリの早生突然変異系統「関東79号」との交雑で、遺伝的性質の大部分がコシヒカリに近い短稈系統に、さらにコシヒカリを連続8回戻し交雑して育成された半矮性以外は99.9%以上コシヒカリのゲノムを持つ短稈コシヒカリ型品種である。

特性
 出穂期、成熟期は「コシヒカリ」より1日程度遅い"早生の早"に属する。 稈長は「コシヒカリ」より約20p(20%)短く、耐倒伏性は"やや強"で「コシヒカリ」に著しく優る。穂数は「コシヒカリ」より14%増加し、玄米千粒重は「コシヒカリ」と同等か上回り、玄米収量は「コシヒカリ」より16%増大する。葉の幅は「コシヒカリ」より広く直立しているため、受光態勢がよく光合成効率も高い。枯れ上がりが遅く、いつまでも緑が濃く生き生きしている。
食味は「コシヒカリ」と同じ"上の中"で、玄米の外観品質は「コシヒカリ」並みの"中"であり、腹白、胴割れも"極少"である。穂発芽、脱粒性は「コシヒカリ」と同等の"難"である。
葉いもち抵抗性は「コシヒカリ」よりやや強く、白葉枯病抵抗性、カラバエ抵抗性は「コシヒカリ」並である。

適地
 東北南部以南の「コシヒカリ」栽培地帯の早期から普通期に適している。

栽培上の注意

  1. 発芽勢が弱いので、浸種・催芽を充分に行う。
  2. いもち病の防除を徹底する。

  3. ●品種登録番号 第 12273 号


オプションの値段詳細(1kg〜19kg)
 

倒伏に強いコシヒカリ並の品種

キヌヒカリ

特性昭和50年北陸農業試験場でコシヒカリの欠点を改善することを目的とし、「収2800×北陸100号」の雑種第1代に「北陸96号(ナゴユタカ)」を交配し育成された、短稈で倒伏に強い、極良食味の多収性品種である。

キヌヒカリ

特性
 出穂期および成熟期は「コシヒカリ」より1〜2日遅い。苗丈は「コシヒカリ」より短く、葉色はやや濃い。稈長は「コシヒカリ」より約10cm短く、穂長はやや短く、穂数はやや少なく、草型は中間型である。穂揃いは良い。粒着密度はやや高く、脱粒性は難である。耐倒伏性は強いので収量の安定性が高い。見かけの品質は良い。食味はコシヒカリ並の味、粘りがある。

適地
 適地は北陸関東以西の平坦肥沃地帯

栽培上の注意
 葉色は苗代から生育期間を通して、「コシヒカリ」より葉色が濃く、茎数が少ない点を考慮し、初期茎数確保に努める。やや短稈で、耐倒伏性が強いが、過度の施肥はいもち病の原因となるので避ける。成熟期の葉色が落ちにくく、枯れ上がりも少ない事から刈り遅れると乳白米が多くなる。穂発芽性が易なので刈時に注意する。



オプションの値段詳細(1kg〜19kg)

コシヒカリの突然変異系統品種

北陸100号

昭和44年北陸陸農業試験場でコシヒカリの耐倒伏性の強化を主な目的として、コシヒカリ種子にガンマー線(コバルト60)を照射してできた突然変異体の中から、可視形質でコシヒカリと変わらない個体を選抜し、固定した品種。キヌヒカリの親として使用されている。

特性
 出穂期および成熟期は「コシヒカリ」並みか1〜2日遅い、北陸地方では中生種に属する。
稈長は「コシヒカリ」より約25cm短く、穂長はやや短いが、穂数は若干多めである。ふ先色は"淡黄"、脱粒性は"難"。耐倒伏性は、稈の太さが「コシヒカリ」並みであるが、各節間が短縮した為に著しく強化され、かなりの多肥栽培にも堪え得るが、下葉の枯上りが多く中程度の強さである。いもち病抵抗性は葉、穂ともに「コシヒカリ」並みで、白葉枯病は「コシヒカリ」より若干弱い。
玄米は「コシヒカリ」より粒色が濃く、光沢に富むが、粒ぞろいが悪く、また乳白米が出やすい。
食味は「コシヒカリ」と同様粘りに富み、極め良好である。

適地
 適地は北陸から四国の「コシヒカリ」栽培地帯

栽培上の注意
 発芽性が鈍いので、播種前には発芽程度を良く揃える。短稈のわりに稈が強くないことと、下葉の枯上りが多い事から、多肥栽培すると倒伏し、登熟不良、品質低下を招きやすいので注意する。いもち病に弱いので、発生には注意し、適期防除を行う。



オプションの値段詳細(1kg〜19kg)


てんこもり

「てんこもり」は、富山県では晩生の早に属するウルチ種である。高品質・多収で食味は「コシヒカリ」並に良い。また、耐倒伏性が高く、直播適正に優れる

品種育成の背景
 全国的に稲作は中生品種である「コシヒカリ」に作付が偏重しており、気象変動へのリスク回避や大規模経営体における作業の分散、低コスト化をはかるため、早生・中生・晩生のバランスがとれた作付に改善する必要がある。そこで、高品質・多収・良食味で栽培特性の優れた晩生品種を育成し、早生の「てんたかく」と合わせて作期分散をはかる。

特性と概要
 「てんこもり」は、富山県農業技術センター農業試験場において、1996年に短稈・高品質系統の「富山36号」(後の「来夢36」)を母に、短稈・高品質系統の「よ系10000」を父とする。「コシヒカリ」と比べ、出穂期は5日程度、成熟期は7日程度遅く、晩生の早に属する。
稈長は「コシヒカリ」より短く、耐倒伏性が強い。穂数は「コシヒカリ」より多い。収量性は「コシヒカリ」よりも高く、特に直播栽培で多収である。玄米品質は安定して高く、特に基白・背白粒の発生が少ない。
食味は「コシヒカリ」並によく、味度値が高い。いもち病真性抵抗性はPiaを持つと推定され、葉いもち抵抗性は“中”、穂いもち抵抗性は“やや強”だが、紋枯病に対しては「コシヒカリ」よりやや弱い。
高温登熟性は「コシヒカリ」の“やや弱”に対し“やや強”である。

留意点
 「コシヒカリ」と比べ、茎数確保が容易なので、籾数過多になりやすいので、過剰な施肥は避け、適度な中干しを行う。紋枯病にやや弱いので、適期防除に努める。
「コシヒカリ」と比べて、葉身の枯れ上がりが少ないため、籾の黄化程度を見て成熟期を判断し、刈り遅れのないよう留意する。  

 ●品種登録番号 第 18547 号    



オプションの値段詳細(1kg〜19kg)


驚異の稲

イセヒカリ

「イセヒカリ」は、平成元年伊勢神宮神田管理者が神田のコシヒカリ栽培田で、コシヒカリより短稈で、熟期がやや遅く、台風後でも倒伏していない変異株を発見し、平成6年まで「コシヒカリ晩」と仮に命名して試験栽培した品種である。

特性
 出穂期より40日過ぎた成熟期でも葉色は濃く、(註、イセヒカリの葉色は日本晴に比べると淡い)、止葉から4〜5枚目まではゴワゴワして堅く、倒伏性は難。イモチ病は「コシヒカリ」に比べ強い。

適地
 関東、北陸以西、九州、四国の「コシヒカリ」・「ヒノヒカリ」栽培地帯。

イセヒカリ

栽培上の注意
 初期分げつ茎数が多いと細稈となり、下位節間の伸長となり倒伏につながることがあるので、疎植、元肥少肥をする。登熟後期に窒素の肥効がある作り方は、食味値を下げるので留意する。

炊飯について
 「イセヒカリ」の米質は典型的とも言える硬質米であり、しっかりと水に淅すことによって粘りが出てき、うま味も出てくる米であるので、2割水を増量するか、6時間以上は水に淅して炊くこと。


オプションの値段詳細(1kg〜19kg)


どんとこい

来歴
 この品種は、「北陸122号」(後のキヌヒカリ)に「北陸120号」を交配せて育成された固定品種。育成地(新潟県上越市)

特性の概要
 成熟期は中生の中、稈長は短い耐倒伏性が強く、穂いもち及び葉いもち圃場抵抗性がやや強い良食味のウルチ種。草型は中間型、稈長は短、稈の細太は中、剛柔はやや剛、止葉の直立の程度は立である。穂長はやや短、穂数は中、粒着密度は密。頴色は黄白、ふ先色は黄白−黄、芒の有無多少は無である。玄米の形、大小、玄米千粒重及び光沢は中、見かけの品質は中の上。食味は上の中である。出穂期及び成熟期は中生の中、障害型耐冷性は弱、穂発芽性は中、耐倒伏性は強である。白葉枯病圃場抵抗性はやや強。「コシヒカリ」と比較して稈長が短いこと、止葉が立つこと、障害型耐冷性が弱いこと、耐倒伏性が強いということで、「キヌヒカリ」と比較して稈長が短いこと、障害型耐冷性が弱いことなどで区別性が認められる。


オプションの値段詳細(1kg〜19kg)

短稈・早中生の良食味品種

豊コシヒカリ

コシヒカリの極良食味を失わず、欠点の倒伏性を改善して、出穂期を日本晴並にもっていくための純系個体選抜を18年間続行して探り当てた品種である。

特性
 出穂期は、「コシヒカリ」と比べ5月上旬の早期栽培で3日、6月上旬で5日、6月下旬の普通期栽培では7日遅れる粳種である。
耐倒伏性は試験地においては、「コシヒカリ」より稈長が25cm短く、ワラには柔軟性があり、挫折倒伏もなく"やや強"ではあるが、多肥ではわん曲倒伏がある。収量性は「コシヒカリ」より60〜120kg多収である。
玄米の見かけは、「コシヒカリ」と区別がつかないが、わずかに大粒傾向である。 腹白、心白の発生は過去皆無であった。アミロース含量が「コシヒカリ」より若干高めの傾向ではあるが、消費者多数と家族の官能試験(5年間)では総合的に「コシヒカリ」を上回る評価を得ている。

適地
 関東、北陸以西、九州、四国の「コシヒカリ」栽培地帯。

栽培上の注意
 紋枯病には強いが、イモチ病、白葉枯病には"やや弱"なので適期防除に努める。耐倒伏性には「コシヒカリ」と同じわん曲倒伏する形で多肥に耐えるが、早期の極端な施肥は倒伏を招くので留意する。出穂のバラつき、高温多照年は出穂の遅れが見られる。


オプションの値段詳細(1kg〜19kg)

関東HD2号

育成の背景とねらい
「コシヒカリ」の良食味をそのままにして栽培時期を拡大するため、農業・食品産業技術総合研究機構作物研究所と農業生物資源研究所は。DNAマーカー選抜技術を使って、さまざまな出穂期の「コシヒカリ」型同質遺伝子系統を育成しています。このうち、平成19年に「コシヒカリ」より10日遅く出穂する中生型の「関東HD2号」を育成されました。

特性と概要
「関東HD2号」は、インド型品種「カサラス」と「コシヒカリ」を交配親に用い、「コシヒカリ」の戻し交配とDNAマーカー選抜を繰り返し行って育成されました。出穂を遅くする遺伝子を含む「カサラス」由来のわずかなゲノム領域を持ち、それ以外の99.8%は「コシヒカリ」型のゲノムを持つ品種です。育成地での出穂期は「コシヒカリ」より10日遅く、成熟期は14日遅く、中生品種の「日本晴」と同等の熟期です。その他の主要な農業形質については、「コシヒカリ」とほぼ同等です。すなわち、稈長は「コシヒカリ」並の長稈、耐倒伏性は「コシヒカリ」並の“弱”です。いもち病抵抗性は「コシヒカリ」並の“弱”、耐冷性は「コシヒカリ」並の“極強”です。収量性、玄米千粒重とも「コシヒカリ」並です。玄米の外観品質は「コシヒカリ」よりやや優り“中の上”で、食味は「コシヒカリ」並の“上の中”です。

栽培適地
 温暖地の平坦部及び暖地の全域で栽培可能です。

栽培上の留意点
 「コシヒカリ」より成熟期が2週間程度遅くなりますので、地域毎の水利慣行に留意してください。
いもち病に弱い、倒伏しやすいなど、「コシヒカリ」と同じ欠点を持っています。
周囲の圃場が「コシヒカリ」単作のような状況で個別に「関東HD2号」を導入すると、「コシヒカリ」収穫御の雀害が懸念されます。
生産した米の検査・販売に当たっては産地銘柄設定されないと品種名を記載した販売ができませんのでご注意ください。

●品種登録番号 第 19358 号


オプションの値段詳細(1kg〜19kg)


みのにしき

来歴
ニホンマサリ×ハツシモ 昭和51年・交配 昭和58年・民間育成 育成者 尾関 二郎

特性の概要
 出穂、成熟期は日本晴より6〜7日遅い品種。長稈、穂長は日本晴並み、穂数は日本晴より多く、収量は日本晴より低い。穂首いもち病・白葉枯病・紋枯病は中、耐倒伏性は弱。腹白・心白の発生は少ない。穂発芽性・脱粒性は難。玄米千粒重は26.5gの極大粒(長さ5.7mm、幅3.1mm)で良食味である。

適地及び栽培状の注意
 平坦地の普通期栽培に適し、極大粒良食味品種であるが、倒伏しやすいので、施肥方法に注意し、縞葉枯病に弱いので防除の徹底をはかる。



オプションの値段詳細(1kg〜19kg)


あきだわら

品種の特性と概要
 「あきだわら」は、収量性に優れる「ミレニシキ」に品質・食味の優れる「イクヒカリ」を交配後代より育成しました。
一穂籾数が多いため、多肥栽培で標準施肥栽培の「コシヒカリ」より30%程度の多収が期待できます。食味は「コシヒカリ」に近く、玄米の外観品質は「コシヒカリ」と同等です。安価で良質な米として、業務用米などへの利用が期待されています。
出穂期は、作物研では「コシヒカリ」より9日遅く、成熟期は「コシヒカリ」より11日遅く、関東平坦部では「日本晴」並の“中生の晩”に属します。作物研では、標準施肥栽培の「コシヒカリ」と比較して、同じ施肥量で玄米収量が13%多収、多肥栽培では31%多収です。
一穂籾数が多く面積当たりの籾数が多いのが、多収の要因です。玄米品質は「日本晴」と同等で「コシヒカリ」と同等かやや優ります。
炊飯米の食味は、標準施肥栽培及び多肥栽培ともに「コシヒカリ」に近い良食味です。耐倒伏性は「コシヒカリ」より優り、「日本晴」並です。「コシヒカリ」同様、いもち病と縞葉枯病に弱いので、適正に防除を行う必要があります。常発地での栽培は避けてください。
多収で米の外観品質、食味ともに良いため、安価で良質な米商品として、業務用米等の用途が期待できます。

栽培適地と栽培のポイント
 関東・北陸以西が主要な適地です。「コシヒカリ」より晩生の品種であるため、水利慣行に留意する必要があります。
同時期の移植の追肥時期は、茨城県では「コシヒカリ」より10日程遅くなり、また収穫時期は10〜14日程度遅くなります。
「コシヒカリ」と同程度の施肥でも10%の多収は期待できますが、反収12俵以上を目指す場合は多肥にする必要があります。
しかし、極端な多肥は品質・食味を落とすことになるので、バランスのとれた収量レベルを産地毎に見出してください。
「コシヒカリ」より概ね10日〜14日程度遅くなるのでで、極端な早期落水は避けてください。一穂籾数が多いので穂の基部に青粒が残る程度で収穫してください。

● 品種登録番号 第 20717 号



オプションの値段詳細(1kg〜19kg)


祭り晴

来歴
 月の光×ミネアサヒ 平成5年愛知総農試育成

特性の概要
 この品種は、「愛知56剛A」(後の月の光)に「ミネアサヒ」を交配して育成された固定品種。育成地(愛知県愛知郡郡この品種は,「愛知56号A」(後の「月の光」)に「ミネアサヒ」を交配して育成された固定品種であり、育成地(愛知県)における成熟期は中生の晩、短稈で穂いもち圃場抵抗性が強い良食味のウルチ種。草型は偏穂重型、稈長は短、稈の細太は中、剛柔はやや剛、止葉の直立の程度は立、葉身及び葉鞘の色は緑である。穂長はやや長、穂数は中、粒着密度はやや密、穂軸の抽出度は中である。頴色は黄白、ふ先は黄白−黄、芒の有無と多少は極少である。玄米の形及び大小は中、玄米千粒重はやや小、玄米のみかけの品質は上の下、光沢は良、腹白の多少は極少。食味は上の中。出穂期及び成熟期は中生の晩、穂発芽及び脱粒粒性は難。耐倒伏性は強、収量はやや多い。穂いもち抵抗性は強、葉いもち抵抗性は中。白葉枯病には弱い。



オプションの値段詳細(1kg〜19kg)

 

黄金晴

来歴
日本晴×喜峰 昭和42年・愛知県農試交配 同55年・愛知県総試育成
旧系統名:愛知40号

特性の概要
温暖地の5月下旬植えで8月中旬に出穂、10月に成熟する。日本晴とほぼ同一熟期の早生種。日本晴と比べて稈長、穂長は似ているが、上位葉は立ちやすく、分けつはやや少ない偏穂重型。日本晴より稈は太く、さらに強靭性があり、倒伏性に優れる。熟色は日本晴より良好で、二次枝梗が少なく、稔実も良い。粒着きはやや密。脱粒性難。玄米千粒重は21.5gで日本晴より小粒、光沢に富み、品質、食味ともに日本晴を上回る。いもち病圃場抵抗性はやや強。ゴマ葉枯病にも強く、イネカラバエには強いが、ニカメイチュウには弱い。収量性はあまり高くない。

適地及び栽培状の注意
温暖地〜暖地の平坦部〜浅い山間地に広く適する。強稈で秋落ち抵抗性があるため、肥沃地から軽い秋落ち地まで向く。やや少げつで倒伏に強いので、機械植、直播栽培に適する。ただし、密植などによる穂数確保が大切となる。分けつ期に葉伸びし、いもち病には菌型より弱くなるので、防除を徹底する必要がある。葉色が淡いので施肥にも注意する。



オプションの値段詳細(1kg〜19kg)

 

あさひの夢

特性の概要
 この品種は,「愛知70号(後の「あいちのかおり」)」に「愛知56号(後の「月の光」)」と「愛知65号」の雑種第1代を交配して育成された固定品種であり,短稈で育成地(愛知県愛知郡長久手町)における成熟期は中生の晩,穂いもち圃場抵抗性を有する米飯用の水稲,粳種である。草型は偏穂重型,稈長は短,稈の細太はやや太,剛柔は剛,止葉の直立の程度は立,穂長はやや長,穂数及び粒着密度は中,穂軸の抽出度はやや短,穂型は紡垂状である。
穎色は黄白,ふ先色は黄白−黄,芒の有無と多少は少,芒色は黄白−黄である。玄米の形,大小及び精玄米千粒重は中である。
出穂期及び成熟期は中生の晩,穂発芽性はやや難,耐倒伏性は強,収量はやや多である。
いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-a,i,穂いもち圃場抵抗性は強,白葉枯病圃場抵抗性は中,しま葉枯病抵抗性品種群別は外国稲型(St21)である。
「黄金晴」と比較して,草型が偏穂重型であること,穂いもち圃場抵抗性が強いこと,縞葉枯病抵抗性品種群別が外国稲型(St21)であること等で,「日本晴」と比較して,草型が偏穂重型であること,稈長が短いこと,穂いもち圃場抵抗性が強いこと,縞葉枯病抵抗性品種群別が外国稲型(St21)であること等で区別性が認められる

適地及び栽培状の注意
 関東以西の山間部〜平坦地向き品種縞葉枯病抵抗性に付随する穂いもち抵抗性を有するが、対抗性崩壊の危険性もあるので、いもち病発生の多い中山間地への導入は避ける。強度の高温や低温育苗時や移植直後に白化苗が発生しやすいので温度管理に留意する。

● 品種登録番号 第 7888 号



オプションの値段詳細(1kg〜19kg)

 

日本晴

来歴
ヤマビコ×幸風 昭和32年・愛知県農試交配 同38年・同場育成
旧系統名:GA−3 本邦初の世代促進による育成種

特性の概要
温暖地平坦部の5月下旬植えで出穂し、10月初めに収穫できる。稈長は80〜85cm、穂長も21cmでやや長く、穂数は偏穂数型。止葉は適度に立ち受光態勢がよく、熟色は極めて鮮美で成熟期の立毛は見栄えがする。倒伏には強く、多肥・直播栽培でも草型の乱れが少ない。稔実はよく、脱粒性は難。玄米千粒重22.5g程度で腹白米がやや目立つが光沢に優れ、見かけの品質、食味は良好。いもち病の圃場抵抗性は葉・穂いもち病ともに強く中位。白葉枯病にもやや強の抵抗性があり、紋枯病も少ないがゴマ葉枯病・穂枯病には弱く、痩地や秋落田では下葉枯が早く、熟色が低下する。ニカメイチュウ・イネカラバエには強く、穂発芽性もやや難。収量性は地力中庸〜肥沃地では安定して高い。特に機械植え・直播栽培・早植・晩植栽培でも安定性が高い。どちらかといえば穂肥重点・V字型稲作で多収が得られやすい。

適地及び栽培状の注意
早生・強稈でいもち病、白葉枯病に中強の抵抗性があるため、温暖地〜暖地の平坦部〜浅い山間地の地力中庸〜肥沃地に適する。根腐れにも強いので乾田から湿田まで適するが、ゴマ葉枯病には弱いので痩地や秋落田には不向き。地力の劣るところは土壌改良資材の十分な施用が必要。早植えから麦跡の晩植えまで稚苗植・成苗植・直播栽培と広く利用できるが、急激なチッソの肥効を避け、穂肥の施用ができる生育に心がける。実肥の施用は食味が低下するので慎む。



オプションの値段詳細(1kg〜19kg)

 

ヤマヒカリ

来歴
中国26号(サトミノリ)×コシヒカリ 昭和39年・福井県農試交配 同52年・同場育成 
旧系統名:越南114号 登録番号:農林245号

特性の概要
成熟期は日本晴よりやや早い。草丈は日本晴程度で葉色やや濃く、葉幅は中位。葉身は直立し草状は良い。稈長は秋晴より短い中稈・短穂の偏穂数型。稀に短芒を生じ、ふ先色ともに黄白色。脱粒性難。止葉が直立し、熟色はやや赤味をおびるが良い。稈は中太で、耐倒伏性はやや強。いもち病抵抗性、葉いもち病は中。白葉枯病にやや弱い。収量は高い。玄米は丸みを帯びた中粒で、若干腹白を生ずるが、玄米品質は良い。食味は日本晴より勝る。

適地及び栽培状の注意
中部・近畿の中山間地ならびに山沿いの地帯に適する。分けつ力がやや弱いので、基肥をやや多めにして穂数の早期確保に努めるとともに、モミワラ比を高め、千粒重を低下させないように穂肥を施す。穂発芽性が易で刈り取り適期幅が短いので、刈り遅れないようにする。



オプションの値段詳細(1kg〜19kg)

極良食味で早生の温暖地向き品種

きぬむすめ

「きぬむすめ」は温暖地(関東・東海・近畿・中国・四国)で主力品種であった「日本晴」に替わる品種を目標とし、極早生、極良食味の「キヌヒカリ」(母)と縞葉枯病抵抗性、良食味の「愛知92号」(後の祭り晴)(父)とを人工交配した組合わせから選抜育成された品種である。

特性
 育成地九州では、出穂期、成熟期とも「日本晴」より1〜2日遅い"早生の晩"に属するが、近畿・中国・四国地域共同品種選定試験における結果では、成熟期が「日本晴」より3日同程度遅く、「ヒノヒカリ」より6〜7日早い。稈長は「日本晴」より1〜2p程度短く、穂長は2p程度短く、穂数はやや少ない"中間型"の品種である。
穂発芽性は「日本晴」並みの"やや易"。耐倒伏性は「日本晴」よりやや強い"中"。収量性は「日本晴」並かやや多い。育成地では「日本晴」より約4%多収である。いもち病真性抵抗性遺伝子“Pia,pii”を持つと推定される。

きぬむすめ

葉いもち圃場抵抗性、穂いもち圃場抵抗性とも"中"で、白葉枯病抵抗性は"やや弱"。
玄米品質は育成地では「日本晴」並みであるが、上述した試験地の結果においては「日本晴」より優れ、「ヒノヒカリ」並かやや優れる。

玄米外観

食味は「日本晴」よりもはるかに優れ、「ヒノヒカリ」並。また、アミロース含有率、タンパク質含有率ともに「日本晴」より明らかに低い。

適地
 温暖地の平坦部、準平坦部及び「日本晴」栽培地帯。

栽培上の注意

  1. 穂発芽性は"やや易"で耐倒伏倒伏性も強くないので、倒伏防止の為極端な多肥栽培は避ける。
  2. 白葉枯病抵抗性は"やや弱"なので、常発地での栽培は避ける。縞葉枯病にも羅病性があるので、常発地での栽培は避ける。

  3. ● 品種登録番号 第 16609 号


オプションの値段詳細(1kg〜19kg)


ヒノヒカリ

来歴
愛知40号(黄金晴)×コシヒカリ 昭和52年・宮崎県総農試交配 平成元年・宮崎農試育成 旧系統名:南海102号

特性の概要
 稈長はやや中稈で、宮崎では中生品種である。穂長はやや短い偏穂数型。穂発芽性は難。脱粒性難。心白、腹白の多少は微。玄米品質は上。玄米は小粒(長さ5.1mm、幅2.9mm)で粒厚は比較的厚い。耐倒伏性は中で不十分。白葉枯病は弱。西日本、九州の代表的な品種となっている。

適地及び栽培状の注意
 温暖地西部のいもち病・白葉枯病の常発地と山間地を除く全域。休眠性が高いため、浸種から催芽までの日数を多くかける必要がある。分けつ数が少ないので20〜22株/u値では450本、16〜17株/uでは360本程度である。多収品種ではないが、日本晴より収量性がある。倒伏しやすいことや、いもち病に注意が必要。



オプションの値段詳細(1kg〜19kg)

高温あるいは寡照条件でも品質低下しにくい九州に適した品種

にこまる

草姿

にこまるは、「コシヒカリ」並みの極良食味で、高温条件でも品質が低下しにくいことを目標とし、早生、多収、良食味の「は系626」(後のきぬむすめ)を母とし、早生、多収、極良食味の「北陸174号」を父として人工交配を行った組合せから育成された品種である。

特性
 出穂期、成熟期は「ヒノヒカリ」より1〜2日遅く、育成地である九州北部の普通期栽培では"中生の中"に属し、稈長は「ヒノヒカリ」より1〜2p短く、穂長は「ヒノヒカリ」よりやや短く、穂数はやや少ない"偏穂重型"の品種である。
耐倒伏性は「ヒノヒカリ」よりやや強い"中"。収量性は「ヒノヒカリ」よりやや多収であり、奨励品種決定調査(4カ年)では、西日本各地での「ヒノヒカリ」より平均で6%多収となっている。いもち病真性抵抗性遺伝子型は“Pia,Pii”を持つと推定され、葉いもち、穂いもち圃場抵抗性はともに「ヒノヒカリ」並みの"やや弱"。白葉枯病抵抗性は「ヒノヒカリ」よりもやや強く"中"である。穂発芽性は"中"で「ヒノヒカリ」より発芽しやすい。 玄米の外観品質は「ヒノヒカリ」より明らかに優れ"上中"。

特に高温条件でも対応力が高く、白未熟の発生が極めて少ない。また同程度の白度に搗精したときの搗精歩合も「ヒノヒカリ」より高い。アミロース含有率は「ヒノヒカリ」よりやや高いものの、タンパク質含有率が「ヒノヒカリ」より低く、食味は「コシヒカリ」・「ヒノヒカリ」並の"上中"で極良食味である。

適地
 九州平坦地域(普通期栽培)および「ヒノヒカリ」栽培地帯。

栽培上の注意

  1. 「ヒノヒカリ」に比べ発芽・苗の伸長も早いので、催芽日数は1〜2日程度短くし、育苗中の苗の徒長には注意する。
  2. 早植えは高温登熟の危険が増大するので注意する。
  1. 3. 施肥量は「ヒノヒカリ」に準じるが、地力の高い所ではやや減肥する。穂肥は「ヒノヒカリ」同様出穂の20〜25日前を基準とする。基肥で減肥している場合や葉色が十分落ちている場合は「ヒノヒカリ」より若干増肥してもよい。
  2. 4. いもち病にはやや弱いので適期防除を行う。
  3. 5. 刈取り適期は「ヒノヒカリ」よりやや長いので、早期落水に注意しながら良好な登熟を確保するように努めるが、極端な刈り遅れは品質・食味低下を招くので注意する。


  4. ● 品種登録番号 第 16611 号


オプションの値段詳細(1kg〜19kg)

ミルキークイーンの耐倒伏性や耐病性を改良した低アミロース品

ミルキープリンセス

「ミルキープリンセス」は、縞葉枯病といもち病に強い「関東163号」にミルキークイーンと同じ突然変異個体に由来する「鴻272」を交配し、短稈で草姿がよく玄米に濁りのある株を選抜・固定をした低アミロース(半糯)品種である。

草姿
玄米外観

特性
 出穂期、成熟期は「ミルキークイーン」に比べ1、2日早く、育成地では"早生の晩"に属する。
稈長は「ミルキークイーン」より15p程度短い。穂長は「ミルキークイーン」よりやや短く、穂数は「ミルキークイーン」並である。止葉は「ミルキークイーン」より直立する。稈質は「ミルキークイーン」よりやや剛である。稀に極短い芒が生じ、ふ先色及びふ色は゛黄白゛である。脱粒性は「ミルキークイーン」と同じ゛難゛である。収量性は標肥で「ミルキークイーン」よりやや低く、多肥で「ミルキークイーン」並である。耐倒伏性が強く多肥栽培でも倒伏は「ミルキークイーン」に比べて明らかに少ない。

いもち病抵抗性は、葉いもち、穂いもちとも「ミルキークイーン」よりもやや強い。白葉枯病抵抗性は「ミルキークイーン」並の中程度で、縞葉枯病には抵抗性である。 アミロース含有率は「ミルキークイーン」並の8%程度で、同程度白濁する。玄米の粒形及び粒大は「ミルキークイーン」並で、外観品質も同様の゛中中゛である。炊飯米は「ミルキークイーン」並に粘りが強く、食味が優れる。

適地
 東北南部以南の「コシヒカリ」栽培地帯に適し、縞葉枯病常発地や肥沃地向けの低アミロース品種として活用できます。

● 品種登録番号 第 11234 号



オプションの値段詳細(1kg〜19kg)


ミルキークイーン



特性の概要
この品種は、「コシヒカリ」に受精卵メチルニトロソウレア処理を行い、アミロース含量に着目して選抜、育成された固定品種であり、育成地(茨城県つくば市)における成熟期は早生の晩、稈長がやや長、障害型耐冷性が極強、耐倒伏性が弱く、アミロース含量の低い良食味の水稲、粳種である。  草型は中間型、稈長はやや長、稈の細太はやや太、剛柔はやや柔、止葉の直立の程度はやや垂である。穂長及び穂数は中、着密度はやや密である。穎色は黄白、ふ先色は黄白−黄、芒の有無と多少は稀である。玄米の形及び大小は中、精玄米千粒重は小、見かけの品質は中の下、光沢はやや良、食味は上の中である。出穂期及び成熟期は早生の晩、障害型耐冷性は極強、穂発芽性は難、耐倒伏性は弱である。いもち病抵抗性推定遺伝子型は+ 、白葉枯病圃場抵抗性は弱、アミロース含量は低である。
「コシヒカリ」と比較して、アミロース含量が低いこと等で区別性が認められる。


育成の経過の概要
この品種は,昭和60年に農業研究センター(茨城県つくば市)において,「コシヒカリ」に受精卵メチルニトロソウレア処理を行い,変異第2代でアミロース含量に着目した個体選抜を行って育成された固定品種である。平成2年から生産力検定試験,3年から特性検定試験を行い,4年以降「関東168号」の系統名で地域適応性を検討し,6年にその特性を確認して育成を完了した。7年は変異第10代である。


栽培特性
基本的に栽培特性はコシヒカリと同様で南東北以南に適応し、関東地方では出穂期・成熟期とも早生の晩に属する。倒伏しやすいため、多肥栽培を避け適期に刈入れる事が推奨されており、いもち病への耐性も弱い。耐冷性は極めて強く、穂発芽性や脱粒性は難である。収量性はコシヒカリよりやや低い。米粒の形状・サイズなど外観品質はコシヒカリ並だが、玄米は基本的に不透明となる。形態的には、稈長は長く穂長・穂数は中程度で、草型は中間型。粒着密度は中密で、先色は黄白となる。


食味
 玄米はやや白濁している。炊飯すると光沢がよく、アミロース含量は10〜12%とコシヒカリより45%程低いため粘り強い。通常の米よりも軟らかくなりやすいため加水量を10〜15%ほど減らすと適度な硬さが得られ、冷えた後も硬くなりにくい。炊飯米の食味は日本晴より総合的に優れており、白飯やおにぎり、炊き込みご飯の他、膨化性や風味が良くチルド米や米菓にも適しているが、粥には向かない。


オプションの値段詳細(1kg~19kg)


西日本向きの低アミロース米

ぴかまる

特長
「ぴかまる」は、「ヒノヒカリ」等の一般のうるち米品種よりも、デンプンの一種であるアミロースの含有率が低いため、ご飯の粘りが強い特性があります。「ヒノヒカリ」に比べ、収量が約10%多く、食味は同等以上です。また直播適性に優れ、いもち病と縞葉枯(しまはがれ)病にも強くなっています。九州では安定して栽培できる特性の優れた低アミロース米品種がこれまでなく、この地域に適した新品種が望まれていました。


1)形態特性
  出穂期・成熟期は「ヒノヒカリ」と同程度の中生(なかて)です。九州地域の主要品種「ヒノヒカリ」に比べ倒伏に強く、移植栽培では9%、水田に直接種もみをまく「直播(ちょくはん)栽培」では13%収量が多い特長があります。また、稲の主要な病害であるいもち病と縞葉枯病に強く、農薬の使用を減らせる可能性があります。

2)品質、食味特性
良食味品種である「ヒノヒカリ」に比べてご飯の粘りが強く、軟らかい特長があり、ご飯の食味も優れます。玄米は、低アミロース米の特徴でやや白濁しますが、粒ぞろいが良く、米の外観品質は、「ヒノヒカリ」に優ります

3)適応地帯
 生産適地は九州をはじめとする西日本の平野部

● 品種登録番号 第 24270 号


オプションの値段詳細(1kg〜19kg)


はいごころ

要約
水稲「はいごころ」は温暖地西部において中晩生熟期の低アミロース巨大胚芽系統である。γ-アミノ酪酸(GABA)の含量が多く、温暖地向きの巨大胚芽品種「はいいぶき」よりも収量性、苗立ち性および食味に優れる。米粉パンとしての利用も可能。

品種の特長
1)水稲「はいごころ」は、低アミロース品種の「ミルキープリンセス」を母、巨大胚芽系統の「巨5-7」(「はいいぶき」の姉妹系統)を父とした後代より育成した低アミロース巨大胚芽系統である。
2)育成地における普通期栽培での出穂期は「はいいぶき」より2日遅く、温暖地西部の基幹品種「ヒノヒカリ」よと同じ“中生の晩”に属するウルチ種である。
3)耐倒伏性は「はいいぶき」より劣る“中”で、収量は「はいいぶき」より優る。
4)育苗における苗立ち性は、「ヒノヒカリ」よりは劣るものの、「はいいぶき」より優る。
5)いもち病真性抵抗性遺伝子Piaを持つと推定され、圃場抵抗性は葉いもちが“やや弱”、穂いもちが“やや弱”である。白葉枯病抵抗性は“中”で、縞葉枯病に抵抗性で、穂発芽性は“中”である。
6)玄米重に対する胚芽重の割合および水に浸漬後のGABA生成量は「はいいぶき」と同等に、「ヒノヒカリ」の2〜3倍である。
玄米の外観品質は「はいいぶき」と同等である。アミロース含有率は7.9%程度であり、胚芽米の米飯食味の総合値は「はいいぶき」より優れる。
7)普及見込み地域での食味試験においても、4分精米のごはんの食味は「はいいぶき」より優る。また、4分精米し、普通のウルチ米と1:1に混合した米粉で作成したパンの食味も「はいいぶき」で同様に作ったパンより食味が優る。


栽培適地
 適地:温暖地西部の平坦部に適する。


※精米のポイント
基本的には玄米のままでの利用を想定しています。
通常の白い米に「はいごころ」を20%混ぜて普通に炊飯することで食べられるようになります。しかし、人によっては玄米の皮が気になる方もいますので、胚芽米モードのない精米機では1分〜2分搗き程度に軽く削る精米でより食べやすくなります。何分搗きがいいかは胚芽の取れ具合を見ながら、それぞれのお好みに応じてということになります。

● 品種登録番号 第 23276 号


オプションの値段詳細(1kg〜19kg)


みつひかり2005

特性と概要
・熟期 あいちのかおり、コガネマサリ並の晩生で四国・九州の普通期栽培に適する。

・生育 苗は根張りがよく健苗が得やすい。活着しやすく初期の生育は良い。

     本田の生育も旺盛で、葉は大きく直立し、葉色は終始濃緑色を呈する。


・草姿 稈は極太長稈で弾力に富み、多肥にも耐え倒伏に強い。穂は極長で穂数は少なく、

     草型は超穂重型。草姿は直立型で多肥条件過繁茂になりにくく、生育中期まで

     畦間が透けて水面が見え、通風、透光性がよい。


・穂相 穂は増大で一穂粒数は普通品種の2倍以上であるが、一次枝梗で密粒ではない。

     籾は黄白で短芒が少しある。


・品質 玄米は中粒でやや細く、外観品質は光沢があり腹白、心白少なく良好で、食料

     事務所の検査で大半が1等級であった。炊飯のアミロース含量は低く粘りが強く

     弾力があり歯触りやノド通りもよく「コシヒカリ」と区別がつかない位の良い食味

     である。


・収量 関東から中国・四国・九州までの農家委託の試作によると対象品種に比べ3割

     以上の多収性を示した。


・栽培適地 関東以西


・いもち病 “やや弱”



● 品種登録番号 第 7811 号


オプションの値段詳細

みつひかり2003

特性と概要
・熟期 ミナミヒカリ、ユメヒカリ並の晩生で四国・九州の普通期栽培に適する。

・生育 苗は根張りがよく健苗が得やすい。活着しやすく初期の生育は良い。

     本田の生育も旺盛で、葉は大きく直立し、葉色は終始濃緑色を呈する。


・草姿 稈は極太長稈で弾力に富み、多肥にも耐え倒伏に強い。穂は極長で穂数は少なく、

     草型は超穂重型。草姿は直立型で多肥条件過繁茂になりにくく、生育中期まで

     畦間が透けて水面が見え、通風、透光性がよい。


・穂相 穂は増大で一穂粒数は普通品種の2倍以上であるが、一次枝梗で密粒ではない。

     籾は黄白で中の中芒がある。


・品質 玄米は中粒でやや細く、外観品質は光沢があり腹白、心白少なく良好で、食料

     事務所の検査で大半が1等級であった。炊飯のアミロース含量は低く粘りがあり、

     光沢があり良食味である。


・収量 関東から中国・四国・九州までの農家委託の試作によると対象品種に比べ3〜5割

     の多収を示した。


・いもち病 “強”


・栽培適地 関東以西



● 品種登録番号 第 7809 号

オプションの値段詳細